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よこしまブロッコリー「ライフ・イズ・ストレンジ」 感想

 

 

千種文化小劇場

 

 

相も変わらず思いついた順番に記してあるので醜い。。

 

 

 

死後の世界という設定

だけどほぼ現実と同じよう見える。

 

 

「生まれ変わりのお知らせ」なるものが届いた人は

生まれ変わりの門に行くと生まれ変われる。

 

どうやらそのお知らせがとどいたのに生まれ変わろうとしない人は数か月すると魂ごと消えて輪廻転生から永久に追放されるよう。

 

 

反応は多種多様。

 

 

生まれ変わる。。ということが彼らにとって何を意味するのかを考え続けていた。

 

 

推論にはなるが、生まれ変われるということに根拠はないのではないか?と思った。

彼らは彼らの信仰心でのみ生まれ変われると思い込んでいたように見える。

 

僕らにとっての死と同じような反応をしていた気がする。

 

一度死んで死後の世界があることを身をもって経験してる以上生まれ変わりを信じやすい状態にあるとはいえるかもしれないが、、

 

 

 

今生きている現世をA世界、劇中のいわゆるあの世をB世界とする。

 

基本的にA世界とB世界に違いがあるようには描かれていない。普通に働き食事をし恋愛をし生活をしている。違いがあるとすれば生まれ変わりの信仰が根付いていること、生まれ変わろうとしないものは消えてしまうという事。

 

A世界にいる我々にたとえるとある日不治の病を宣告され、このまま病気で苦しんで死ぬか、死後の繁栄を願って安楽死するかをある日選ばされるという事に近いかもしれない。安楽死というか、まあこの方法で死ねば天国に行けますよという宗教だね。

 

 

 

そこまで想像して、やっと登場人物に共感ができ始める。途中まではというか見終わって考えをまとめる今に至るまで、なぜこいつはここまで必死に怒っているのだろうとちゃんと話聞けよとイライラしていた。お芝居的な感想を言うなら、もう少しわかりやすくしても良かったのではというところだが、まあ明言しないで想像の余地を残したということでしょうか。例えばセリフで「生まれ変われる保証なんてない」的なことを言わせてもそこは本質ではないだろうし、むずかしいすね

 

 

 

 

同企画内のお芝居も同じ世界感らしい。時間に余裕があれば見たいと思ったがタイミング合わず残念

 

 

イキガミという漫画とも似てるな。ある日自分が死ぬことを予告された手紙が届くんだ。そっちは別に死んでも生まれ変われない。ただ死ぬだけなんだけどね。

 

このお話はファンタジーであるがゆえに生まれ変わりも信じていたが、実際に恐れる人がいるということは彼らにとっても信じるしかないことであり、あくまで宗教でしかないのだと思った。

 

 

もしかしたら。何もしないほうが生まれ変わってるのかもしれない。。

 

 

 

舞台奥で騒いでるシーンが2回ほどあったけど、とぎれとぎれ聞こえるので騒いでない間おとなしくしてるかと思うと少し笑えた。

 

 

 

うーん。やぱ話し合いがうまくいかないシーンもやもやするな。

この世界の常識がなかなか入ってこないのもあって難しい。