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妄烈キネマレコード 「夢見るリリィと華麗なる生活」 感想

 

夢見るリリィと華麗なる生活

修飾語+固有名詞 と 修飾語+名詞

長いタイトルだなと思わないレベルのなかでは長めのタイトル。全体的に印象が統一されている。最後の「生活」以外。

女の子「リリィ」が主人公で、その子の成長、青春物語なのかな。と思わされた。

 

そこはうまく裏切られた

 

芝居自体は田舎のシェアハウスを舞台にした群像劇で、住んでる人たちそれぞれに焦点をあてつつ進行していく。

群像劇であるがゆえにそれぞれのエピソードが薄くなりがちで、そこはあまり感動させるものではなかった。が、最終的にシェアハウスがなくなるとなった時に、住人と共にいろいろな思い出が走馬灯のように流れるのを妄想して想い馳せた。家自体が主人公だったのだと僕は思った。 ワンピースのゴーイングメリー号的なアレ。 観客の想像力に頼るところではあるが、リアルな舞台装置とちょうど今現代真っ只中を細かく描いていたのもあり、そこまで難しいものではなかった。

 

海の見えるシェアハウス、なんて素敵なんでしょうか。

 

あと、客入れ中の音楽のつなぎ方がプロだった。

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