狂気山脈というゲーム。
元ネタはクトゥルフ神話作家のラグクラフトの小説
「狂気山脈にて」
南極を探検してたら、あるはずのない都市があったり、神話生物にであって発狂する話だと思う、読んでないけど。
ちょっと重めなタイトルとは裏腹に、内容は結構バカっぽい協力型パーティゲームになっている。
基本ルールはタイルをめくって、そこに書いてある数字の範囲以内になるように手札からカードを出すだけ。もちろん手札はお互いに見せてはいけない。
カードには4種類ある ・武器・道具・物資・書物
たとえば、お題が武器6~8 道具5~6だとすると
「武器3があります」
「僕は武器4があります」
「じゃあ二人でだしましょう」
「私は両方持っていません」
「道具5あるので一人でいけます」
みたいな会話をして、誰がどのカードを出せば範囲内におさまるかを判断する。
ちなみに制限時間は砂時計(30秒)で測る。
成功すると勝利点を得たり回復できたりする。それもタイルに書いてある。
これだけなら、シンプルで簡単に見えるかもしれないが、もうひとつこのゲームをこのゲーム足らしめている重要な要素がある。
それが「狂気カード」である
人数によっては最初から持っているが、お題に失敗したり、過去の遺物を獲得したときに取得することになる。
狂気カードにはある狂気行動が書いてあり、その話合の30秒間の間その狂気行動を守りつつプレイしなくてはならない。
狂気カードには
「しゃべるときはうたいながら」
「すべて5・7・5でしゃべる」
みたいなシンプルなものから
「他プレイヤーからなにか質問をされた時、「私にいい考えがある」と言ってから5秒間沈黙しなければならない」
「カードをだすときまで目を開けてはならない」
など到底スムーズにゲームができないものも入っている
いきなり歌いだされたり、執拗に頭を掻くやつが現れたりして、傍からみたら本当にくるっている奴らだと思われる可能性が高い。
プレイした感想。
狂気カードの効果がおもしろくて、ゲーム終盤のカオスな展開に笑いが止まらなくなる。
ただこれはあくまでパーティゲーム的に楽しむものだと思う。つまり厳格に勝利にこだわるタイプには向いてないかもしれない。
たとえば狂気カードの内容によっては守ってるかどうかの判断ができない可能性が大きくあったりする。
そういういみでは初心者向けというか、あまり知らない人でもパーティ感覚で楽しめる可能性の高いゲームなのかなとも思ったり、その割には意外とルールは細かくわかりづらかったり、シャイな人にとってもやりにくいのかなと思ったり、好き嫌いがはっきり分かれるのかなーーという感じでした。
僕的に結構お気に入りです。
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