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窓辺とリップス 「消えた明日に代わって」 感想

 窓辺とリップス「消えた明日に代わって」

 

感想。

 

ネタバレは気にしなくていいか台本も公式であげてるし、

 

第一。暑い。うん暑いのと。狭い。前後左右の客が近い。僕は右端にすわたので前後左。なるべく壁に張り付くように座り。あせが壁にしみこむ。べたべたで気持ち悪い。対処法は難しいね

 

特に集中力が必要な芝居だったと思うため、、集中しなければ、と思わせるのには成功してるだけにややもったいなく感じる。

 

セリフが詩的で、なんというかそういう雰囲気。のときはとてもいいんだけど日常会話パートもずっと詩的でなにかっこつけてんだよという気持ちになる。

 

靴下が増えていくの面白い。舞台が変容していくというか部屋。が汚れていく変化。が面白い。持ってきた靴下を置いて行ってると思ったけどあれ脱いだ靴下ってことかな?どっちにしろ片方だけ忘れていくはずもないしな。僕と登場人物の違和感レベルに差がある。

 

ストーリーとその提示法ともに特殊。僕の持論だけど、どちらかで特殊なことやるならもう一方はわかりやすくしたほうがいいと思う。それかもう少し短いお話。短編集にするとか。

詩的で言葉遊びがあったりするのは好みなんだけどね。

 

なんかしおまめさんかわいく見えたな。普段とのギャップ激しい。

 

登場人物が厨二なだけの現実世界の話なのかそれともある種ファンタジーの込められた話なのかが最後になるまでわからない。ちょっと脳みそのリソースを割く事柄が多くてしんどい。多分これも暑さのせい。

 

衝撃発言のタイミングでのドミノ倒しはややギャグ。

 

「服屋ってどこですか?」のセリフの違和感。

「突き当りを右です」。。。

そのショッピングモール服屋一軒しかないの?

服売ってればどんな店でもいいの?

どういう立地なんだろう。。とひたすら心奪われる。。

 

「壁に押し倒される」も違和感。

 

 

諸々の違和感は最後のオチで解決するっちゃするけど、夢オチみたいなもんで納得感は薄い。わかりやすい伏線もないかったかな。僕が気づいてないだけだろうな。。

エンディングにかけて両役者熱演でしたが、上記の理由により共感値は低い。目指してなさそうだけど。感情移入じゃなくて僕個人の感情と向き合う。

そこに劇作家相応の役割の人物が登場してないからというのもある。

 

 

かかる音楽がほぼほぼすべてエンディングに聞こえる病。曲の問題か音量の問題かはわからんけど、終わるか?終わるか?終らないー!!が何回もあった。

 

 

 

 

 

登場人物である南は自分が芝居の登場人物だと気づき未来も過去もないことに嘆いていた。

最終的には折り合いをつけていたようにみえたけど。

良質な芝居を見たとき僕は登場人物の未来や過去を想像する。なにがあってこうなったのだろう、これからどうなるのだろう。と

だが今回に限ってはしないだろう。もう未来も過去も存在しないものだと明言してしまったから。

あくまで僕の世界ではという話に限るけど、彼らは未来と過去がないと気づいたが故に未来と過去が消えてしまったわけだ。 皮肉っぽいしパラドックスっぽくて面白いなあ。

 

ほぼほぼ

 

 

2人で80分は大変よな。すごい。

芝居みてて疲れてくると目を閉じて声だけ聴くこともあるんだけど、暑さの割には見れた。

 

 

台本読んだ。HPに先にあげるのはあたらしいね。その存在を知ったのはアンケート用紙でなんだけど。

うふふ。変な台本

まるで暗号のような。これはちょっとどういう解釈なのか台本読みつつ見てみたいね。

 

 

 

 

 

 

オチのある話。とオチのない話。に分けるとしたらこの話はオチのある話なんだけど道中はどうもオチのない話かと思ってて。あれオチあるんかい!みたいな。

エッセイかと思ったらミステリーだった。みたいな。

事件は起きてないけど犯人がいた。みたいな。

ちびまる子ちゃんかと思ってたら名探偵コナンだった。みたいな。

 

たとえ話は難しいな